歯肉の変色
こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。
歯肉の変色についてです。
金属の冠をかぶせたり、さし歯にした所は、歯肉が変色することがあります。
写真は金属の冠をかぶせて、数年経過した症例です。
冠と歯肉の境目が黒く変色していることがわかります。
変色の原因は、土台を削る時に、金属が歯肉に飛び散ってこれが、歯肉に取り込まれてしまい、
刺青(いれづみ)となってしまうことによります。
金属を使わないで治すとこのような心配はありません。
土台(コア)にファイバーコアを使い、オールセラミックの冠(クラウン)でかぶせれば歯肉の変色の心配はありません。最近は金属を使わないで治す治療も行われるようになってきました。
他にはメラニン色素が沈着して変色が起こったり、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)といって、命取りになるような腫瘍もあります。
投稿日:2009年8月24日 カテゴリー:口腔外科