定期検診(健診)の重要性
こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。
武蔵野市の健診にいらした患者さんです。
特に痛いところはないけど、歯科を受診するのは1年ぶりとのことでした。
レントゲンを撮って口腔内を診査すると、虫歯や歯石、磨き残し(プラーク)や歯肉の腫れが認められました。
右上の前歯です。歯と歯肉の境目にプラーク(白いヌメヌメ)がびっちりと見られます。
歯肉も腫れていますね。
奥歯です。歯肉と歯の境目、歯と歯の間にプラークが認められます。
プラーク(白いヌメヌメ)には、莫大な数の細菌が存在し、歯周病や虫歯の原因となります。
プラークの約75%は細菌で、プラーク1gには300から400種類、1~2×1000,000,000,000個もの細菌が存在すると言われています。
最近、テレビCMなどで耳にするプラークコントロールとは、
このプラークを減らすということなのです。
プラークの取り残しが固くなり歯石となってしまいます。
歯石はブラシを頑張ってもついてきます。
4ヵ月から6ヵ月に1回は歯石を除去してクリーニングをかけるべきです。
武蔵野市の健診は1年に1回ですが、受診のきっかけにもなるので有効な事業だと思います。
特に、武蔵野市の健診ではパノラマレントゲン検査ができますので、より多くの情報が得られます。
パノラマレントゲンは、スクリーニング検査として有効です。
例えば、
かぶせ物の下にある虫歯
根の先の病巣の有無、
骨の吸収の程度(歯周病の程度)、
上顎洞の異常(副鼻腔の1つ)、
唾石の有無(唾液腺疾患)、
埋伏歯の状態などが診査できます。
口の中を見てもわからないことが発見できます。
定期的に検査を受け、早期発見し早く治療しましょう。
虫歯がなくても予防することは大切です。
投稿日:2009年8月28日 カテゴリー:予防歯科