唾液の機能
こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。
今回は唾液の機能についてです。
1つずつ見ていきましょう。
①抗菌作用
唾液の中にはラクトフェリンやリゾチームと呼ばれる酵素が含まれ、それぞれ、細菌の成長を防いだり、細胞壁を破壊して細菌をやっつけます。
②緩衝作用
pH5.5(酸性)になると歯が溶け始めて虫歯になります。
このpH5.5は臨界pHと言われています。
唾液には酸性に傾いた口腔内を中和してpHを一定に保ち、歯の溶解を防ぐ作用があります。
③再石灰化
溶かされてしまった歯の表面を常に修復しています。
④粘膜の保護作用
粘性タンパクのムチンが含まれており、粘膜を保護します。
⑤消化作用
酵素のアミラーゼを含んでいます。デンプンを分解し吸収を助けます。
⑥自浄作用
歯の表面や、歯間に付着したプラークや食べ物の残りを洗い流す作用があります。
唾液にはいろいろ機能があり口の中で大切な役割を演じているわけです。