口が渇く(口腔乾燥)について | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

お気軽にご質問・ご相談ください

◆診療時間 9:30~13:00/14:00~18:00

◆休診日 木曜日・日曜日・祝日

〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-13-12

0422-20-8447

診療予約はこちら

口が渇く(口腔乾燥)について

こんにちは。さくま歯科 佐久間琢です。

今回は口腔乾燥について考えます。 

口が乾燥する原因には腺の萎縮、神経障害、薬物性、心因性、口呼吸などが挙げられます。

腺の萎縮

前回解説した唾液腺の機能が低下して唾液の分泌量が減ることによります。

薬物性

内科などで処方された薬を飲み始めてから乾燥感が始まっていませんか?

薬によっては副作用として口腔乾燥を起こすものがあります。

心因性

緊張するとネバネバする唾液の分泌が促進され、

サラサラ唾液の分泌が抑えられてしまいます。

口呼吸

口から空気を呼吸するため口腔内が乾燥してしまいます。

口が乾燥し、唾液が減少すると以下のような弊害が起こります。

虫歯の多発

義歯の装着困難

口臭

味覚異常

舌の灼熱感

口腔粘膜の萎縮

嚥下障害(飲み込み障害)

口腔内不快感

口腔内乾燥がひどい場合は、人工唾液、うがい薬による対症療法が行われます。

IMG_0002.JPG

写真は保湿剤です。

ジェル状になっています。

入れ歯の場合は入れ歯塗って使います。

最後に要注意の疾患についてです。

口腔内乾燥を起こす症候群にシェーグレン症候群があります。

口の中の乾燥、眼の乾燥、耳下腺の腫脹が主な症状で、関節リウマチや全身性エリトマトーデスが合併することがある。自己免疫疾患です。

口の中の乾燥には対症療法を行います。

投稿日:2009年9月8日  カテゴリー:口腔外科