顎関節のリウマチについて
こんにちは。 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、リウマチ(Rheumatoid Arthritis)についてです。
リウマチは膠原病(こうげんびょう)の1つです。
膠原病については、以前、ブログで書いたシェーグレン症候群もその1つですので、
9月8日の口腔乾燥のブログも御参照ください。
リウマチの原因は不明です。(遺伝、ストレス、ホルモンなどいろいろ言われています)
女性に多く発症し、男性の約3倍と言われています。
★アゴの関節のリウマチ
顎関節におけるリウマチの症状は、他の関節に比べると軽微でその進行も緩慢です。
ただし、進行が激しい症例では下顎頭の破壊(アゴの関節破壊)による強い疼痛や、下顎の後退、開口などの不正咬合を引き起こします。
関節リウマチのうちアゴの関節に症状が出るのは42%との報告もあります。
★顎関節に症状が出た場合の治療法
関節リウマチの治療とスプリント療法による関節の安静が一般的です。
スプリント療法
顎関節の変形が著しい場合は開口といって、前歯が開いた状態になります。
この場合は牽引療法と言って上下の歯を固定源にしてアゴを引っ張ります。
投稿日:2009年9月16日 カテゴリー:顎関節症