インプラントの形態
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野からインプラントの形態がどのように変化していきたか
について書きたいと思います。
現在はスクリュータイプのインプラントが主流ですが、
以前は様々な形のインプラントが存在していました。
①ブレードタイプ
左下(向かって右下)にブレードタイプのインプラントが認められます。
当時は天然歯(自分の歯)とインプラントをつなぐことが許されていました。
現在では、天然歯とインプラントをつなぐことは絶対しません。
天然歯は歯根膜という膜を返して骨とくっついているのですが、
インプラントは骨とダイレクトに接合しますので、被圧変位が違うからです。
除去されたブレードタイプインプラント。
②サファイアインプラント
サファイアインプラントのレントゲン写真
デジタルレントゲンではないので、
ちょっとレントゲンがわかりずらいのですが、
一番左側の歯に薄く棒状のインプラントが確認できます。
③シリンダー型インプラント
シリンダー型のインプラント
現在は、ほとんどがスクリュータイプとなっています。
④スクリュータイプインプラント
現在の主流。
スクリュータイプ。
いろいろな形状のインプラントがあるのがわかりましたでしょうか?
インプラント治療は,進歩していると思います。
10年前はインプラントが単に骨と接合すれば良かったのですが、
現在は、高いレベルでの審美性が要求され、歯肉の形態までが言われるようになっています。
さらに治療に数カ月を要するので、
治療時間をいかに短縮して咬むことができるようにするかが焦点となってきています。
投稿日:2009年10月19日 カテゴリー:インプラント