歯内療法について
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は昨日に引き続き歯内療法(しないりょうほう)に関しての話です。
歯内療法とは神経の治療のことで
根の治療(根管治療:こんかんちりょう)と言います。
根の治療と言われてもなかなかイメージしにくいと思います。
そこで、治療中、我々の視点では歯がどのように見えているかについて
根管治療(こんかんちりょう)の例を見てみましょう。
症例①
右上の前歯の治療です。
根の治療のために、前医で入れてある金属を除去しているところです。
真ん中を削って神経の部屋(歯髄腔:しずいくう)にアクセスします。
もっと近寄ってみるとこんな感じです。
真ん中に見える銀色のが金属の部分です。
これを除去して根管治療(こんかんちりょう)を行いました。
症例②
左下の大臼歯です。
むし歯が大きかったので、舌側の歯質はかなり無くなっています。
むし歯が大きいと、歯の原形をとどめていないのがわかると思います。
もっと近づくとこんな感じに見えます。
神経の部屋(歯髄腔)が3つあります。
黒く丸く見えるのが神経の部屋です。
手前に2つ奥に1つです。
治療する私たちにはこのような見え方をしているのですね。
みんなさんにはどのように見えたでしょうか?
投稿日:2009年10月10日 カテゴリー:歯内療法