麻酔の傷あと
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は麻酔についてです。
むし歯を治す時にむし歯が深くて、
神経のある歯を治す場合、麻酔をします。
私は、電動の注射器を使っています。
電動の注射器の利点は常に一定のスピードで麻酔液を注射できる点です。
表面麻酔と併用することで、麻酔時の痛みを少なくできます。
麻酔をする側の我々も、針を刺す操作に集中でき便利なアイテムです。
前置きが長くなりました。
本日のタイトルについてです。
症例を見てみましょう。
歯の痛みを主訴に来院されました。
右上の第二小臼歯(右上5番)が虫歯のため麻酔を行い処置しました。
写真は4日目の状態です。
歯は痛くないけど、違和感がするとのことです。
麻酔の針を刺した所が感染して腫れています。
内出血のあともあります。
違和感の原因は麻酔の傷あとだったわけです。
通常は、このようなトラブルなく経過しますが、
このように傷になると、通常、1週間もすればよくなります。
今回のように、むし歯の痛みが無くなっても、
麻酔の傷が処置後の違和感の原因になることがあります。
投稿日:2009年10月5日 カテゴリー:むし歯修復