神経をとる(歯内療法)
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内療法(しないりょうほう)の分野からです。
歯内療法とは簡単に言うと神経や根の治療のことです。
むし歯が深い場合、神経をとらないといけない場合があります。
神経を取った歯は
①硬くなるので、衝撃を加えると割れやすくなる
②変色する
③むし歯が進行してもわからないことが多い。
などの弊害が出てきます。
それに比べ、神経がある天然歯は
神経を取った歯に比べしなやかさがあります。
衝撃にも強いのです。
また、むし歯になっても痛みが出ますから歯に異常があることを教えてくれるのです。
神経はできるだけ保存すべきです。
しかし、神経を温存できるかどうかギリギリの場合もあります。
この場合、神経を保護する処置を行い、1~3カ月程度経過を見ます。
特に症状がなければかぶせ物をします。
症状が出なければ、神経を保存できますが、
かぶせ物をして、咬むことで症状が出ることもあります。
症状がでるようなら、神経をとらないといけません。
むし歯は小さいうち発見し処置すべきです。
むし歯が大きくなると神経を保存できなくなります。
そのためにも定期検診は重要ですし、何よりも日々の歯ブラシが大切になってきますね。
投稿日:2009年10月9日 カテゴリー:歯内療法