ガルバニー電流 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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ガルバニー電流

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今日はちょっと変わった話をしたいと思います。

ガルバニー電流についてです。

私は刑事もののドラマが好きでよく見ます。

特に水谷豊扮する、杉下右京が名推理で事件を解決する「相棒」というドラマには

いろいろな話題が盛り込まれており、気にいっております。

そのドラマ「相棒」で、盗聴電波が受診できるようになった理由が虫歯の治療によるものである

という話がありました。

上下に異なった金属をつめてしまったために、

異なった金属が接触することで電波の受信機の役割をしてしまったという話でした。

異なった金属が接触すると発生するのがガルバニー電流です。

では、ガルバニー電流について見てみましょう。

口の中で異種金属が接触すると唾液あるいは歯質を介して電流が流れます。

これをガルバニー電流といいます。

ガルバニー電流によって歯の神経が痛むことがあり、これをガルバニー疼痛といいます。

これは電位差の大きい金属が使われていると起こることが多いとされています。

例えばアマルガム金合金が上下に装着されている場合、咬む度にこの金属同士が接触すると

発生することがあります。

IMG_6914.JPG

金合金のインレー修復

2c.jpgのサムネール画像

アマルガム修復

上に示した2枚の写真のように、

咬むことで異種金属が接触し、ガルバニー電流が発生するのです。

治す時に同じ金属で治すか、金属を使わない詰め物(ハイブリットセラミックやセラミック)

で治す必要がありますね。

メタルフリー修復(金属を使わないで治す)について詳しくはこちらを参考にしてください。

投稿日:2009年10月13日  カテゴリー:かぶせ物, むし歯修復