コンポジットレジンがどうして歯に着くか
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
先日、「どうして白い詰め物が歯とくっつくのですか?」と質問を受けました。
今回は接着についての話です。
虫歯のコンポジットレジン修復については、これまで何度が紹介しました。
ただ詰めればよい訳ではなくて、接着剤(ボンディング剤)が重要な役割を演じています。
コンポジットレジン修復はメタルフリー修復でり、現在の虫歯治療の主流です。
治す手順は、
①虫歯をとる(むし歯を削る)
②消毒、乾燥
③ボンディング(接着剤を塗る)
④コンポジットレジンを詰める(充填)
⑤研磨とかみ合わせの調整
となります。
コンポジットレジンを詰める(充填)する前に、
接着剤(ボンディング剤)を塗って光で処理することで
歯の表面の改善を図りコンポジットレジンが接着するようにします。
ボンディング剤
この中に接着剤が入っています。
コンポジットレジン
筒状の入れ物にコンポジットレジンのが入っています。
フローのある流し込みタイプと餅状のペーストタイプがあります。
接着技術は日々進歩しています。
新しい接着剤(ボンディング剤)が毎年のように発売されます。
接着力の高いものやフッ素を含んでいたりするもの、
操作性のよいものなど、、、
接着技術が進歩したおかげで、
コンポジットレジンが虫歯修復のスタンダードになってきているのです。
これはメタルフリー修復(金属をつかわないで治す)という観点からも推奨できます。
適応症もありますので担当の先生によく説明してもらわないといけませんね。
投稿日:2009年11月4日 カテゴリー:むし歯修復