ハイブリッドセラミックインレー修復
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回もむし歯修復(保存修復学)の分野からです。
インレー修復の最終回です。
ハイブリットセラミックインレー修復です。
白い材料で審美歯科領域でも多様されます。
長所・短所をみてみましょう。
長所
メタルを使わないので金属アレルギーの心配がない。(メタルフリー修復)
見た目がきれい。(審美性が高い)
精度が高いため2次虫歯のリスクが低い。
短所
メタルインレーに比べて強度が劣る。(割れる事がある)
時間が経つと変色することがある。
保険適応がない。
症例を見てみましょう。
上顎の第一大臼歯がハイブリットセラミックインレー修復です。
ちなみに、手前の小臼歯はパラジウムインレーが装着されていました。
後ろの第二大臼歯はアマルガム修復がされています。
いろいろな修復物が1枚の写真に入っているので良いなと思って選びました。
ハイブリットセラミックインレーで修復された部分と比べ
前後の歯を見てどのように感じますか?
3回にわたりインレー修復を解説しました。
それぞれに特徴があるのがわかったと思います。
治す際はどの材質を使って治すかが大切です。
機能的にはどの材質でもカバーされますが、
安全性や審美性、経済性も合わせて考えるべきです。
投稿日:2009年11月13日 カテゴリー:むし歯修復