入れ歯(義歯)の管理
こんにちは 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です
今日は、入れ歯(義歯)の管理についてです。
入れ歯(義歯)をお使いのみな様はいつはずすべきと考えていますか?
また、ご家族で入れ歯(義歯)をお使いの方がいらっしゃる場合どのようにしていますか?
実際診療していると、
入れ歯(義歯)は常に口の中に入れておくものだと考えている方が多いなあと感じます。
正しくは就寝時は外しておく。食事の後はきれいに清掃して装着すべきです。
義歯の洗浄に関しては、入れ歯洗浄剤を使うべきです。
これには理由があります。
水洗いでしっかり汚れを落とすだけでは、口腔内の細菌を十分に落とせません。
当院では下に示す入れ歯洗浄剤の使用を推奨しています。
入れ歯洗浄剤を使うことでカンジダを殺菌できることが大きな利点だと思います。
カンジダ菌は口腔内常在菌(常にいる菌)で
体の抵抗力が落ちると増えて粘膜の炎症を起こします。
このカンジダ菌は入れ歯(義歯)が大好きで、義歯の表面で繁殖し、粘膜炎を起こします。
ちなみにカンジダ菌が繁殖した場合は、
ファンギゾンシロップやフロリードゲルといった抗真菌薬の使用が効果的です。
投稿日:2009年11月7日 カテゴリー:入れ歯(義歯)