キシリトールについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は予防歯科の分野からキシリトールについてです。
次回以降、キシリトールについて3回に分けて書こうと思います。
今回は総論的にキシリトールについて書きます。
キシリトールは砂糖と同じ程度の甘さがありますが、虫歯の原因となる酸を作りません。
カロリーは砂糖よりちょっと少なめです。
虫歯の原因はミュータンス菌です。
ミュータンス菌は砂糖を材料として酸を作り歯を溶かして行きます。
しかし、キシリトールはミュータンス菌の材料にならず、酸をつくりません。
甘味料としては良いという訳ですね。
キシリトールは、ガムやタブレットんの形で市販されており、
最近では、歯磨き粉にもキシリトール入りのものが登場しています。
写真は歯科衛生士と共同開発したキシリトールガム(これは歯科医院専用)
食べ物では、イチゴ、ラズベリー、プラム、ブロッコリー、ホウレン草、レタスなどに含まれています。
キシリトールは酸を作らないだけではなく、再石灰化を助けたり、ミュータンス菌の量を減らしたり、プラークの形成を少なくします。
次回以降は3回に分けて書いてみようと思います。
①キシリトールと妊婦、子供
②キシリトールと矯正
③キシリトールと高齢者
投稿日:2009年12月11日 カテゴリー:予防歯科