歯周病と女性ホルモンの関係②
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病と女性ホルモンの2回目です
歯周病と妊娠についてです。
妊娠により歯肉に変化が起こります。ご存じでしたか?
また、妊娠期における歯肉の変化が生まれてくる赤ちゃんに大きな影響を及ぼすのです。
軽く考えてはいけません。
胎盤の発達に伴い、プロゲステロンとエストロゲンが産生され、このホルモンは歯肉溝でも増え、歯周病菌の増殖を招き少量のプラーク(歯垢)でも歯肉の炎症を起こしてしまう訳です。
妊娠した女性が喫煙したり、飲酒、ある種の感染症にかかっていると、早産児や、低体重児出産の可能性が高くなります。歯周病も胎児の健康を損なう1つの要因になるのです。
歯周病と全身疾患との関係については近年いろいろわかってきました。
歯周病も感染症の1つです。
妊娠した女性が歯周病にかかっていると、早産児や、低体重児を出産する確率は7.5倍になるというデータもあります。
妊娠中の安定期には歯科医院を受診し、クリーニングやブラッシング指導を受け、歯周病によるリスクを回避しなければばりませんね。
投稿日:2010年1月22日 カテゴリー:歯周病