義歯(入れ歯):クラスプの破折、義歯の破折
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、義歯(入れ歯)の分野からです。
今週は義歯に焦点を当てて書いてみようと思います。
義歯は、歯にバネをかけて義歯を維持します。
義歯床とバネ、歯肉の粘膜と歯で負担して義歯を維持します。
バネで維持するタイプの義歯では、バネ(クラスプ)が折れるトラブルが起こります。
症例です。
バネ(クラスプ)の破折
バネ(クラスプ)が折れてしまった場合、型をとってバネのみ作り直し修理を行います。
他にもこのようなトラブルがあります。
保険の義歯は床の部分(ピンクの部分)でも義歯を維持させます。
しかし、この部分は弱いので、落としてしまうと真っ二つになる事があります。
義歯の破折
義歯(入れ歯)の床が割れてしまいました。
義歯の床(ピンクの部分)と同じ材質で修理を行います。
修理しても一度壊れた義歯は、同じ所で折れてしまうことが多いのが現状です。
保険の制度上6か月は新しい義歯を作ることは認められません。
保険の義歯は経済的負担が少なくて済みますが、強度や適合精度の点で自費のものには劣ります。
破折といったトラブルを回避するには、頑丈なメタルフレームの義歯を作るのも1つの方法です。
次回はメタルフレームの義歯について書きます。
投稿日:2010年2月15日 カテゴリー:入れ歯(義歯)