歯内療法:根管治療と第4根管
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内療法(しないりょうほう)の分野から第4根管についてです。
歯科医院に行くと「根の治療をします」と言われる事があると思います。
しかし、何をしているかよくわからいと思います。
神経の部屋を掃除しているのですが、これはなかなか分かりにくいですね。
さて、今回のテーマ第4根管です。
通常は歯の根の数と神経の部屋の数は同じなのですが、時に根管の数と神経の部屋の数が異なることがあります。
症例を見てみましょう。
右上第1大臼歯の根管治療です。
穴が4つ空いているのが確認できると思います。
この穴はが神経の部屋の入り口で、この入口をキチンと明示することが根管治療において大切とされています。
上顎の第1大臼歯は通常3根管ですが、治療していて痛みが無くならないなど、症状が良くならない時にこの第4根管を見逃している事があります。注意しないといけません。
投稿日:2010年2月23日 カテゴリー:歯内療法