溝状舌(こうじょうぜつ)について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から溝状舌(こうじょうぜつ)についてです。
溝状舌(こうじょうぜつ)は舌に多数の溝を伴う先天奇形の一種とされています。ビタミンBの欠乏などでも起こります。全身疾患では、ダウン症候群で見られる事があります。
溝の中に食事の残りが停滞し、口臭の原因になったり舌の炎症を引き起こし時に痛みを伴います。
症例です。
時々、舌が痛くてしょうがなくなるとのことで受診されました。
ガーゼで舌を引っ張ってみると溝になっているのがわかります。
舌にある溝をガーゼやメン棒などで清掃し、うがい薬で清潔にするようにします。
対症療法がメインとなります。
投稿日:2010年2月10日 カテゴリー:口腔外科