歯根破折(しこんはせつ)とフィステル
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から歯根破折(しこんはせつ)の話です。
歯根破折とは、文字どうり歯が割れてしまった状態です。
歯根破折でも歯が保存できるケースがありますが、抜歯しないといけない場面が多いと思います。
症例です。
かなり歯肉が腫れています。
膿も出ていて抜歯の適応です。
抜歯した歯は真ん中でばっさりと割れています。
歯根破折を起こすとフィステル(膿の出口)を形成し、歯肉が腫れてしまいます。
放置すると周囲の骨を溶かしてしまいよくありません。
歯根破折を起こした歯の周囲の歯まで影響が及んでしまいます。
早めの処置が必要です。
投稿日:2010年3月29日 カテゴリー:口腔外科