インプラントと義歯
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
歯をなくした時の治療法について3回に分けて考えます。
1回目の今回は、義歯とインプラントの違いについて考えてみます。
現在、歯が無くなった場合に第一選択となるのはインプラントです。
インプラントは無くなった歯を取り戻すようなものですから、ベストだと思います。
しかし、骨の量が少なかったり、骨粗しょう症の薬を内服していたり、歯周病が高度な場合は、インプラントが難しい場合もあり、必ずしも万能という訳ではありません。
現在はMIインプラントと言って、いかに低侵襲でインプラントを行うのかがトピックスです。
症例は抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう:抜歯してすぐにインプラントを入れる)のケースです。
抜歯即時埋入は、手術が1回で済み、歯肉を切開することもなく侵襲を最小限にできます。
一方、義歯は、どのようなケースにも対応できます。また、保険の適応もありますので経済的負担が少なくて済む場合もあります。インプラントのように外科処置が必要ないのも長所です。
義歯の短所についても書いておきます。
粘膜にも咬む力の負担を求めるため骨が1年で0.5mmもやせてしまうというデータもあります。後にインプラントを考えているのであれば骨が無くなってしまうので不利になります。また、装着時の違和感や見た目の悪さは義歯の短所だと思います。
義歯で機能性や安定性を求めるならコーヌスの義歯だと思います。
投稿日:2010年3月15日 カテゴリー:インプラント, 入れ歯(義歯)