顎関節症における治療のゴール
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、顎関節症の分野から、顎関節症における治療のゴールについて考えます。
顎関節症が虫歯や歯周病と違うのは、完全に治る事がない場合もある点です。
顎関節症の3つの症状は、
①関節雑音(アゴの音が鳴る)
②開口障害(口があきずらいこと)
③疼痛(筋肉や顎関節の痛み)
治療の対象になるのは、これら3つの症状で日常生活に障害がある場合です。
症状が軽いうちに対策をとれば正常になる可能性は高いと思いますが、日常生活で障害が現れないと受診に結び付かない場合がほとんどです。
受診した段階では症状が出てから時間が経過していることが多く、完全に症状が消えなくてもある程度改善させることで、顎関節症と上手く付き合っていかなければならないケースが大半と感じます。
上記の3つの症状がある場合は診察を受けて病態の説明だけでも受けておいた方がいいと思います。
投稿日:2010年3月27日 カテゴリー:顎関節症