インプラントの上部構造のラインナップ
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野からです。
インプラント体を骨の中に埋め込み、その上にかぶせ物をします。
このかぶせ物を上部構造(じょうぶこうぞう)と言います。
上部構造には
①ゴールドクラウン
②PGAクラウン
③ハイブリッドセラミックス
④メタルセラミックス
⑤オールセラミックス
があります。普通の歯を治す場合とラインナップは変わりません。
症例を見てみましょう。
①と②は金属のかぶせ物になります。
写真はゴールドクラウンです。
ゴールドクラウンは、セラッミクと違い破折の危険もなく扱いやすい材質です。
かみ合わせの調整もしやすいです。
派手な金色ですので審美性には欠けます。
症例の写真は天然歯ですが、インプラントでも可能です。
白いかぶせ物は③④⑤の3種類です。
現在は審美性の問題からこの3つが多く使われています。
写真はハイブリッドセラミックスクラウンです。
内側に金属の出っ張りがありますが、これはリムーバブルノブといい器具を引っかけてクラウンを外す時に使います。
インプラントの場合、仮り着けするのが一般的です。
これは、何かトラブルが起こった時に対処するため仮付けのセメントを使う訳です。
どのようなかぶせ物(上部構造)をセットするかは、対合歯(反対側の歯)の状態によっても異なります。状況に合わせてセレクトしないといけません。