金合金、ゴールド修復について | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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金合金、ゴールド修復について

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は保存修復学の分野からゴールド修復についてです。

金属の修復セラミック修復とは概念が違います。

従来どうりの治療法です。金の含有量が多い材質を選ぶことで、安全性の高さを得ることができます。

接着に関しては、

セラミック修復は、レジン系のセメントを使って、かぶせ物や詰め物を接着します。

歯質とセラミックをくっつける訳です。接着性の高いセメントを使って詰め物自体の強度を高めようと考えています。また、詰め物の隙間から細菌などを侵入を防ぎます。

一方、金属での修復は歯を箱型に削って詰め物を維持します。セメントの接着力はあまり期待していません。セメントも従来どうりのものを使います

金合金でも、金の含有量が多い18K,20Kのゴールド修復パラジウム修復(保険適応)と違って優れた治療法です。ゴールドは延びがあるので歯にセットしたあとも、歯になじんできます。歯と詰め物の隙間をゴールドの詰め物自体が埋める訳です。セメントスペースを小さくしますので微少漏洩のリスクが低くなります。


ゴールドインレーとゴールドクラウン

IMG_6914.JPGのサムネール画像  IMG_7356.JPG

適合性、安全性は高いのですが、派手な金色なので審美性には劣ります。

セラミックに比べ強度があり、破折しにくい材質です。

近年、メタルフリー修復(金属を使わない)安全性、審美性、適合性を高めていますが、ゴールド修復も捨てがたい選択肢です。

投稿日:2010年5月8日  カテゴリー:むし歯修復