顎関節症の症型分類③ | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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顎関節症の症型分類③

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は顎関節症の症型分類の3回目です。

顎関節症は以下の5つに分類されます。

I  型  咀嚼筋障害

II   型  関節包・靭帯障害

III  型  関節円板障害

IV 型  変形性関節症

V  型  その他

今回は顎関節症III型(関節円板障害)についてです。

関節円板とは、下顎頭の上に乗っているクッションのようなものでこのクッションの位置が前にずれたり、後ろにずれたりして、痛みカクカク音が鳴ったり、口が開かないといって障害を引き起こします。

顎関節症III型の治療法

運動療法、スプリント療法、パンピング療法です。

顎関節症III型は関節円板の状態によって対応方法が異なります。

運動療法でも、関節円板の動態によって、円板整位運動可動化訓練か違ってきますし、スプリントの種類も病態によって前方整位型を使わないといけない場面が出てきます。

写真は前方整位型スプリントです。以前紹介したスタビリゼーション型とは形が全く異なります。

PICT0120.JPG   PICT0113.JPGのサムネール画像

横から見ると山が付いています。

口腔内に装着するとこんな感じになります。

顎関節症は症型の診断を受け、スプリントの種類や運動療法の方法などを選択しないといけません。気になる症状は診察を受けましょう。

投稿日:2010年5月19日  カテゴリー:顎関節症