舌神経について
こんにちは。吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から舌神経(ぜつしんけい)についての話です。
舌神経は舌の運動と感覚(味覚)をつかさどっています。
ちょうど奥歯の内側を舌神経(ぜつしんけい)が走っています。
奥歯に麻酔をする時、舌側に麻酔するとたまに舌がしびれることがありますね。
これは、舌神経(ぜつしんけい)の方まで、麻酔液が流れているために起こります。
30分から1時間は麻酔の効き目が無くなるとしびれも無くなると思います。
舌神経(ぜつしんけい)に関連して注意が必要なのは、親知らずの抜歯です。
親知らずの抜歯を行った後に舌神経(ぜつしんけい)が障害されることがあります。
しかし、これはかなりマレなことで、確率はゼロに近いと思いますが、気をつけないといけません。
下歯槽神経麻痺よりも舌神経(ぜつしんけい)が障害される確率はかなり低くなります。
しかし、絶対起こらないという訳ではありませんから、しっかり説明をうける必要がありますね。
投稿日:2010年5月15日 カテゴリー:口腔外科