顎関節症と肩こり
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症と肩こりについてです。
肩こりは顎関節症の方でも随伴する症状の1つです。
肩こりは三叉神経(さんさしんけい)に関連していて顎関節症による痛みと解剖学的には関連性があることを示していますが、臨床的には関連しないとも考えられています。
日本顎関節学会編集の「顎関節症」という本があり、治療の基準になる書籍です。
この本を参考にして書いてみます。
肩こりは頭痛よりも訴えが多いとされており、原因は4つあるとされています。
①頸椎の障害
②頸筋の障害(首の筋肉)
③神経系の障害
④血管系の障害
特に顎関節症と関連が強いのは②頸筋の障害(首の筋肉)です。
これには長時間の同じ姿勢、ストレス、目の疲労、過度の緊張を強いる細かな作業、血行不良、冷えなどの日常生活にあるものが起因すると言われています。
典型的には頭位前方位姿勢と言われ、
下顎の突き出して背中の丸まった感じになることで筋肉の障害が生じるとされています。
整形外科での確定診断が必要です。
投稿日:2010年6月22日 カテゴリー:顎関節症