食育と歯科
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は食育と歯科についてです。
現在、食育がいろいろな場面で重要とされています。
歯科の分野でもトピックスの1つです。
咀嚼(噛むこと)が重要なのは前回書きました。
口に入れたら20回は咬む(かむ)ようにしましょう。
20回咬む(かむ)と言っても、何を食べるのが良いかを考えないといけません。
摂取カロリー、栄養のバランスなど細かいことはいろいろとありますが、
歯ごたえのあるものを良く噛んで食べるということが大切であるということに集約されます。
食育については歯科衛生士の役割が重要になってきます。
今までは、歯ブラシの方法を指導したり、歯石を取ったりすることが主な業務でしたが、
これからは食育が行えることが必須条件と言われています。
歯科がどのように食育に関係するかと言えは、
噛むという機能をとりもどしたり、維持したりということです。
噛まないで食べる事が出来る食事は軟らかい炭水化物が中心になり、
量を摂取しすぎてしまうために肥満に向かいます。
全身疾患と歯周病の関係など最近では、多くの事が全身疾患に関連している事がわかってきました。口の中も体の一部なので関連があるのは当然ですが、あまり重要視されていなかったのかもしれません。
現状を維持するためにも定期検診、
歯を失っている場合は何らかの方法で補わないといけません。
投稿日:2010年6月11日 カテゴリー:予防歯科