顎関節脱臼の原因(閉口障害の原因)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節の分野から顎関節の脱臼についてです。
脱臼とは口が閉じなくなることで、閉口障害(へいこうしょうがい)に分類されます。
閉口障害(へいこうしょうがい)の原因は2つに分類されます。
それぞれ見てみましょう。
①関節円板が原因の場合
関節円板は、顎関節ののクッションのような働きをしています。
通常、口を開け閉めすると、関節円板が前後に滑ります。
関節円板の動きが悪くなると閉口障害を起こしやすくなります。
②筋肉が原因の場合
口を開け閉めする筋肉に力が入りすぎて、戻らなくなります。
①と②では対処方法が異なります。
①の関節円板が原因の場合は、関節円板の動きを出すために、洗浄療法が有効です。
②の筋肉が原因する場合は、筋肉の緊張が過度になるために起こるので、
開口訓練が有効です。
タイプを判断して、対処方法を決めないといけません。
投稿日:2010年8月10日 カテゴリー:顎関節症