ビスホスホネート製剤と顎骨壊死(がっこつえし) | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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ビスホスホネート製剤と顎骨壊死(がっこつえし)

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は前回の続きです。口腔外科の分野から

ビスホスホネート製剤に関連した顎骨壊死(がっこつえし)についてです。

顎骨壊死(がっこつえし)とは、骨がダメになってしまい、骨が口の中に露出する現象です。


顎骨(口の中の骨)は他の骨と違っていて特殊な環境に置かれています。

そのために顎骨壊死(がっこつえし)が発生しやすいのです。


口の中は800種類以上の細菌1立方cmあたり1000000000000個(10の11乗個)も存在していて、抜歯をしたり、歯周ポケットが深くなったりすると一気に感染がおこります。


顎骨壊死(がっこつえし)が発生すると、腫れや疼痛、歯のグラグラ、潰瘍、膿が出る、といった症状が出現します。


このような症状が出ると骨の治癒能力が著しく低下しているため、なかなか治りません。

顎骨壊死(がっこつえし)にはステージがあります。

ステージが進むと治療が困難になってきます。

ステージと治療法です。


17dm.jpg


顎骨壊死(がっこつえし)した部分を洗浄するのですが、

重症の場合は骨を切らないといけません。


次回は顎骨壊死(がっこつえし)が発生した時の治療法について書きます。

投稿日:2010年8月4日  カテゴリー:口腔外科