ドライマウスについて
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野からドライマウスについてです。
唾液の量が減ると、虫歯が多発したり、口内炎ができやすくなったり、
味を感じにくくなったりします。
唾液の役割はとても大切なのですが、
口腔内が乾燥すると様々な弊害を引き起こすというわけです。
ドライマウスの原因は、
①唾液腺の破壊(シェーグレン症候群、糖尿病、手術など)
②神経のみだれ(心身症、ストレス、脳血管障害など)
③神経の伝達の異常(内服薬の副作用、ストレスなど)
とされています。
自己免疫疾患の1つにシェーグレン症候群というものがありますが、
シェーグレン症候群は慢性の唾液腺炎を起こしますので、
唾液の量が減少します。
ドライマウスでは舌痛症(ぜっつうしょう)を併発する割合も高いとされています。
ドライマウスには人工唾液や、唾液腺マッサージを行い対処します。
最近では、唾液分泌を促進する内服薬も登場しています。