ブリッジの運命
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、「ブリッジがどのようになっていくか」について考えます。
歯を失った場合、治療の選択肢は3つです。
①ブリッジ
②インプラント
③入れ歯(義歯)
です。
インプラントとブリッジの生存率を比較したある報告によると、
ブリッジは8年50%、インプラントは10年で95%の生存率との報告があります。
8年後には半分がダメになっているということです。
ブリッジを選択すると両隣の歯が負担過重になり、やがて歯根破折を招きます。
歯根破折を起こすと抜歯になり、今度は入れ歯になってしまいます。
入れ歯になるとバネをかけた歯がだめになり、どんどん歯を失うという負の連鎖を引き起こします。
ブリッジは無くなった歯が負担する力を両隣の歯が負担するので、
支えになっている歯は疲労してしまいます。
本来なら10人で運ぶ荷物を5人とか6人で運んでいるようなものです。
インプラントを選択すれば、負の連鎖を断ち切る事ができます。
両隣の歯が負担過重になることもなく、削る必要もないというわけです。
インプラントは無くなった歯を取り戻すようなもの。
治療の選択肢として考えないといけません。