味覚障害を起こしやすい薬物
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から味覚障害についてです。
2回に分けて書こうと思います。
1回目の今日は味覚障害を起こしやすい薬物についてです。
これらの薬物は亜鉛を尿中に出しやすいという特徴があり、
血中の亜鉛濃度を下げてしまうことから味覚障害を発症するとされています。
高齢者の中には5種類以上の薬剤の投薬を受けている事が多く、
これらの薬剤による味覚障害を薬剤性味覚障害といいます。
4人に1人が薬剤性味覚障害との報告もあり、
薬剤の変更も考えないといけません。
唾液に味物質が溶けて味を感じるので、唾液の量が減ることはよくありません。
唾液の分泌量を減らしてしまう薬がありますので表に示します。
口の中が渇くと、味覚障害が生じやすく、
以下のような薬を服用している場合は注意が必要というわけです。
薬は飲めば必ず副作用という問題が発生します。
気をつけないといけません。
投稿日:2010年9月20日 カテゴリー:口腔外科