味覚障害と亜鉛の関係
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から味覚障害についてです。
2回目の今日は味覚障害と亜鉛の関係についてです。
亜鉛は味覚を感じるために必要なもので、食事から摂取する必要があります。
しかし、1日に必要な亜鉛は15mg(成人)ですが、実際は摂取量は9mgと言われています。
高齢者では食事の摂取量も減っていますので、
亜鉛の量は絶対的に不足していると考えられます。
亜鉛を多く含む食べ物を示します。
亜鉛と銅は拮抗的なので摂りすぎには注意です。
亜鉛製剤やサプリメントも効果的な場合もあります。
ある報告によると
亜鉛欠乏症の患者さんで66~71%に改善が見られたとする報告があります。
亜鉛製剤の内服で多くは改善しますが、約3割は改善しない場合もあるということになります。
投稿日:2010年9月21日 カテゴリー:口腔外科