矯正の便宜抜歯
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、口腔外科の分野から矯正の便宜抜歯(べんぎばっし)についてです。
便宜抜歯(べんぎばっし)とは矯正治療で歯の並ぶスペースがない場合、
歯を抜いてきれいに並ぶためのスペースをつくることをいいます。
ちなみに保険は利用できませんので自費診療になります。
単なる抜歯なのですが、珍しいケースだったので紹介します。
症例です。
矯正歯科から上顎第一小臼歯の抜歯依頼を受けました。
抜歯してみると根が2つあって、一方に歯根には溝が入っていました。
根も湾曲していて歯は複雑な形態をしています。
もっとシンプルな形態なら虫歯にもなりにくいし、治療するのも楽なのに、
どうしてこんな複雑な形態なのか不思議だなあと思います。
投稿日:2010年9月28日 カテゴリー:口腔外科