顎関節症の自然経過
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症の自然経過についてです。
顎関節症はある一点に病態が収束する疾患です。
完全によくなることもあれば、ある一定の所で適応変化してしまうこともあります。
長期の経過を調べた報告がありますので簡単に紹介します。
その報告によると2年6カ月で改善率が88%となっています。
この数字だけ見ると88%も改善するんだと思いますが、
改善するのに2年6カ月もかかるとも言えるわけです。
さらに顎関節に変形が認められる場合は、改善度も低くなり、
関節が変形している場合は早期の治療が必要であるとしています。
年齢や、生活環境、咬みあ合わせ、習癖、歯ぎしりの有無、病悩期間
などにより違いもあるので、気になる症状は放置せず診察を受けるべきだと思います。
投稿日:2010年10月18日 カテゴリー:顎関節症