帯状疱疹について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から帯状疱疹(たいじょうほうしん)についてです。
この疾患は水痘・帯状疱疹ウイルスの感染で発症します。
幼児期に罹患すると水痘として発症し、成人で帯状疱疹として再燃します。
外傷、放射線治療、体力の低下(免疫機能の低下)が引き金になることがあります。
帯状疱疹が発症すると三叉神経の走行に一致して水泡を形成します。
三叉神経は顔面の皮膚や、口の中の粘膜の感覚を司る神経のことです。
水泡は黄色から赤黒色になり痂皮にとなって瘢痕をのこして治ります。
一般的に予後は良好ですが、
顔面神経が損傷されると顔面神経麻痺、耳鳴り、めまい、味覚障害を引き起こします。
治療法としては、抗ウイルス薬の投与を行い、安静、栄養補給を行います。
治癒には3週間程度が必要と言われています。
投稿日:2010年10月26日 カテゴリー:口腔外科