歯の咬耗(こうもう)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯の咬耗(こうもう)についてです。
咬耗(こうもう)とは、歯がこすれて減ってしまうことです。
歯は一番外側にエナメル質がありますが、歯がこすれて咬耗(こうもう)すると、
象牙質(ぞうげしつ)という二番目の層が出てきてしまう事があります。
症例です。
前歯の一番先端に部分(切端:せったん)が咬耗(こうもう)し、象牙質が見えています。
ちょっと茶色になっている部分です。
歯ぎしり(ブラキシズム)が原因で歯の先端がまっ平らになっています。
日常の臨床では、口の中を良く観察してみると、歯がすり減って平らになったり、
象牙質が見えたりしている部分を見かけることがしばしばあります。
高度に進行する前にスプリントを使用して対策を立てるべきです。
投稿日:2010年11月15日 カテゴリー:顎関節症