歯周病と口腔癌
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科・歯周病の分野から、歯周病と口腔癌についてです。
歯周病になると、口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、食道癌などの発症リスクが高いという報告があります。
歯の喪失あるいは歯周病が膵癌や腎がんの発症に関連しているという報告もあります。
歯周病は炎症性の疾患です。
肝炎と肝細胞癌、ピロリ菌と胃がんなどと同じように炎症や感染症が癌と関連していることは否定できない事実となっています。
最近の知見では、癌は一般的に癌化の前にすでに炎症が存在し、
炎症が癌を進行させるとも考えられています。
以前、糖尿病と歯周病について書きましたが、
歯周病が全身に対し様々な影響を及ぼす事がわかっていますので、
予防に努めないといけません。
舌癌
歯周病治療や歯周病予防は全身疾患の予防にもつながると言えます。。
投稿日:2010年12月14日 カテゴリー:口腔外科, 歯周病