エナメル質減形成(げんけいせい)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は小児歯科の分野からエナメル質減形成についてです。
エナメル質減形成の原因は全身的なものと局所的なものに分かれます。
①全身的な要因
胎生期あるいは乳幼児期の疾患や栄養障害によってエナメル質に形成異常が出現。
②局所的な要因
先行乳歯の虫歯、外傷の場合は後続の永久歯に限局して出現。
症例
9歳の男子、虫歯の検査をして欲しいとの事で受診されました。
写真で左側の歯が第一大臼歯です。
いわゆる6歳臼歯です。
エナメル質の形成に異常があり象牙質が見えて歯の色が黄色ぽくなっています。
写真右側の第二乳臼歯は白いので色の違いがよくわかります。
エナメル質がないので、虫歯になりやすく注意が必要です。
投稿日:2010年12月20日 カテゴリー:小児歯科