頬骨弓骨折(きょうこつきゅうこっせつ)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から、頬骨弓骨折(きょうこつきゅう)についてです。
最近、世の中を騒がせていますね。
症状として、頬骨が骨折すると、下顎骨の筋突起を押さえこんでしまい、
開口障害が出ることがあります。
顔面の外傷は、以前勤務していた歯科口腔外科で入院症例がたくさんありました。
症例を見てみましょう。
自転車で転倒したとの事でした。
咬み合わせは変わっていませんが、顔がへこんだ感じがするので受診されました。
口の中です。咬み合わせは変わっていないとの事でした。
レントゲンでも、顎関節など他の部位に骨折は見られませんでした。
左右の頬の部分を比べてみると、右側が陥没しているのがわかります。
このケースでは、顔の腫れはほとんどありませんが、一般的に
顔面部の外傷は、顔が大きく腫れあがるので本当にびっくりします。
日常生活でも十分注意したいものです。
投稿日:2010年12月15日 カテゴリー:口腔外科