酸蝕歯について②
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は前回の続きで酸蝕症(さんしょくしょう)についての2回目です。
日本歯科医師会雑誌に掲載されていた記事を紹介します。
酸蝕症の臨床的対応です。
5つあります。見てみましょう。
①再石灰化を促進する
歯のホワイトニングに使うトレーを応して、再石灰化を促進する薬を歯に作用させます。
②コンポジットレジン
歯冠の破折や、象牙質の露出に対し、コンポジットレジンを充填して症状を緩和します。
③生活習慣の見直し
酸蝕症には嗜好品や生活習慣が大きく関連しています。歯に刺激が強いものは避けるようにします。
④適切な歯ブラシの選択
毛の硬いブラシの使用は適切ではありません。
⑤中性飲料やデンタルガムの併用
臨界pHより酸性になると(臨界pHは5.5です)
最後に前回も載せた表を添付しておきます。
臨界pH5.5より酸性側に傾く物を多く摂取するとリスクがあるという訳です。