就寝時の義歯の取り扱い
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今季は入れ歯(義歯)の分野から就寝時の義歯の取り扱いについてです。
基本的には外して寝るのが一般的です。
寝ている間に、細菌が繁殖し、残っている歯の歯周病や虫歯を促進したり、
粘膜炎を引き起こしてしまうからです。
細菌は義歯の表面でも繁殖します。
特にカンジダ菌は要注意。義歯性のカンジダ症の原因になります。
入れ歯洗浄剤の使用を強く推奨します。
化学的に除菌殺菌して義歯の清潔を保たないといけません。
睡眠時無呼吸症候群では、総義歯を装着して寝た方が、
改善するとの報告もありますが、統計的な有意差を認めていません。
個々のケースに応じて考えないといけません。
投稿日:2011年2月10日 カテゴリー:入れ歯(義歯)