ハイブリッドセラミックインレー
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は虫歯修復の分野からハイブリッドセラミックインレー修復についてです。
インレーとは、歯の一部に詰め物をするものです。
一般的な金属で修復するのと、セラミックでの修復には大きな差があります。
セラミックインレーでは使うセメントが接着性レジンセメントですが、
金属による修復では普通のセメントです。
普通のセメントは金属と歯質の間を埋めているだけで、接着している訳ではありません。
症例を見てみましょう。
パラジウムクラウンによる修復です。
クラウンが脱離したとのことで受診されました。
中は真っ黒です。
セメントの劣化によりクラウンの隙間に唾液が漏洩し金属が溶出しています。
セラミックインレーとアンレーです。
接着性レジンセメントを使用し、セラミックと歯質をくっつけます。
セラミック修復では歯質に接着させるので微少漏洩がありません。
金属での修復とは大きく異なる訳です。
最近では、金属アレルギーの観点からもセラミックを選択される方が増えています。
投稿日:2011年3月17日 カテゴリー:むし歯修復