顎関節症と生活習慣
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症と生活習慣についてです。
顎関節症の原因は、多くの因子が重なって起こるとされていて、
原因はこれだと特定するのは難しいのが現状です。
日常生活には顎関節症を悪くする因子が潜んでいますので、少し見てみたいと思います。
①歯牙接触癖(しがせっしょくへき)
顎がリラックスした状態では上下の歯は接触しません。
弱い力でも上下の歯を無意識のうちに接触させている事があります。
日中観察してみて、上下の歯牙を接触させていたらやめるようにしましょう。
②頬づえ
アゴに過度な負担をかけてしまいます。やめるようにしましょう。
③ガム
常に咬んでいるとアゴを動かす筋肉や関節自体に負担をかけてしまいます。
ガムの咬みすぎには注意すべきです。
④硬い食べ物
スルメやビーフジャキー、フランスパンなどの食べ過ぎには注意しましょう。
負担がかかりずぎる事があります。
⑤睡眠中の歯ぎしり
スプリントの使用を考えないといけない場合があります。
ほとんどの顎関節症は保存的な治療で良くなります。
なかなか良くならない場合は、顎関節症を増悪させる因子が潜んでいることがありますので
注意しないといけません。