顎関節症の関節雑音:消える音と消えない音
こんにちは。 武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から関節雑音の消える音と消えない音についてです。
関節雑音の正体は関節円板の位置異常によります。
消せる雑音とは、関節円板が正常な位置に戻ることを意味しており、
雑音が鳴り始めて3カ月以内は消える可能性が高いです。
また、年齢も若いほど雑音が消せる確率は高いと思います。
一方、消せない雑音は、雑音が始まってから時間が経っている場合です。
関節円板が位置の異常を起こしていても、
体が適応変化を起こしてしまうとなかなか元には戻りません。
顎関節症にはタイプがありますので、気になる症状は診察を受けましょう。
投稿日:2011年3月10日 カテゴリー:顎関節症