歯科の保険制度①
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯科の保険制度についてです。
1月27日の時事通信の記事で、全国保険医団体連合会が実施した「1万人市民アンケート」の内容が目に留まりました。
歯科の窓口負担を過半数が高いと感じ、
9割以上は保険適応の範囲拡大を望んでいるという記事です。
①窓口負担
窓口負担に関しては、保険制度で決められていますので、歯科医院はそのまま算定します。
国の定める所という訳です。
しかし、超高齢社会の日本は今後ますます医療費が増加します。
保険料だけでは賄えませんので、
このままでは将来的には増税か、窓口負担を高くして対応することなどが行われるかもしれません。
制度の設計や税金の使い道はすべて政治次第ということでしょうか。
②保険適応範囲の拡大について
保険診療と保険外の診療では使えるマテリアルや技術には相当の差があります。
メタルフリー修復やインプラントなど利点が多い治療法ですので、
保険に導入されれば患者さんにとってはものすごいプラスです。
残念ながら、
費用をかけないと質の高さや安全性は得る事ができないというのが現状です。
失われた歯は生えて来ませんし、歯が少ない人ほど医療費がかかる事がわかっています。
歯科に関しての重要性を認識し、予防意識を強く持つと共に、
虫歯や歯周病については早期発見、治療を心がけるべきです。
今回は少々ドライな話になってしまいました。
投稿日:2011年4月27日 カテゴリー:その他