乳歯の晩期残存(ばんきざんぞん)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科佐久間琢です。
今回は小児歯科の分野から乳歯の晩期残存についてです。
大人の歯が生えてくると、乳歯の根が溶けてきます。
溶けてくるとグラグラになって生え換わると言う訳です。
症例です。
乳歯がグラグラになってしまったとのことで受診されました。
永久歯が下から上がってくることで、乳歯の歯根が溶けてしまい歯が動揺してきます。
咬むたびに歯がぐらぐら揺れて痛いので、抜歯を行います。
右上の第一乳臼歯です。
歯根が吸収(溶けて)しています。
ぎざぎざになって溶けているのがわかります。
生え換わりの年齢を過ぎても乳歯が残っている場合、乳歯の晩期残存と言って、
抜歯を行う事があります。
ただし、後続の永久歯があることをレントゲンで確認しないといけません。
投稿日:2011年4月20日 カテゴリー:小児歯科