知覚過敏のメカニズム
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はむし歯修復学の分野から、知覚過敏のメカニズムについてです。
知覚過敏を発生する場面は2つ考えられます。
くさび状欠損と、歯根露出です。
この状態になると、象牙質という部分が露出します。
象牙質の表面と神経は象牙細管という細い管でつながっていて、
象牙細管に何か刺激が加わると痛みが出現します。
①くさび状欠損
いくつか説がありますが、動水力学説(Hydrodynamic theory)という説が有力です。
刺激が象牙細管の中の液体を動かして神経に痛みとして感知されます。
象牙細管を塞ぐ方法を考えないといけません。
②歯根露出
歯周病が進行し、歯肉が下がり象牙質が露出します。痛みがあるので歯ブラシをためらう事がありますが、適切なブラシ圧でプラークを除去しないといけません。
歯肉が下がることで歯が伸びたような印象を受けます。
歯と歯肉の境目にプラークが貯まっています。
知覚過敏の対応はケースによって対応が異なります。
かみ合わせの強さが原因となるケースが多くみられます。
投稿日:2011年4月18日 カテゴリー:むし歯修復