インプラント周囲炎
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はインプラントの分野から、インプラント周囲炎についてです。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症がおこり
歯肉の炎症を起こし、骨を溶かしてしまう事です。
天然の歯で言う歯周病と同じと考えて良いと思います。
インプラントに限らず、治した部分は正しい方法で歯磨きを行い、
定期的に歯科衛生士のクリーニングを受けないといけません。
治したら現状を維持するようにしないとまたダメになってしまう訳です。
症例です。
他院にてインプラントを埋入した所が痛いとのことで受診されました。
右下のインプラントです。
初期のブレードタイプのインプラントです。
現在では珍しいタイプです。
インプラント周囲には骨がありません。
インプラントが天然歯と連結されています。
天然歯とインプラントの連結は現在では考えられません。
口腔内の状態です。
付着歯肉が無く、可動粘膜のみになっています。
このケースではインプラントの除去が必要になります。
初期のブレードタイプのインプラントは骨との接合に問題があると思います。
現在はスクリュータイプが主流ですので、
インプラント周囲炎になっても除去以外に対処の方法があります。