保険のかぶせ物と自費のかぶせ物
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はかぶせ物の分野から保険のかぶせ物と自費治療のかぶせ物についてです。
材質の違いについては以前から何回か触れていますので、
メタルフリー修復を御参照ください。
材質の他にも違いがありますので紹介します。
①印象材の違い。
保険治療では、寒天とアルギン酸を使いますが、
オールセラミックスでは、シリコン系の印象材えを使います。
シリコン系印象材は精密に型どりが行える材料です。
かぶせ物の精度が全く変わってきます。
②セメントの違い。
通常は、粉と液を混ぜたシンプルなセメントを使用しますが、オールセラミックスでは、かぶせ物と歯の両方に表面処理を行い、接着させます。手順が多いのですが歯とかぶせ物を接着させるのでかぶせ物の隙間からの漏洩を防ぎます。
③顕微鏡の使用
作成段階で、顕微鏡を使用し模型との適合状態をチェックしています。
材質が違うのはもちろんですが、
型どりの材質やセメントの接着術式にも違いがあるという訳です。
自費のかぶせ物は作成からセットするまで何倍も手間がかかっているのです。
投稿日:2011年4月26日 カテゴリー:かぶせ物